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作成日:2015.02.23

参考出展 360パノラマを大量生成する手法

<360パノラマを大量にマシン処理する手法>

連写やタイマー撮影などで大量の360パノラマを撮影した場合、そのスティッチ作業の所要時間は、膨大なものになります。
例えば、車載やUAV空撮の場合に、1秒1枚のタイマー撮影の場合、10分連続撮影しただけで600枚ものスティッチが必要になります。
仮に1枚を5分で加工できたとしても、3000分(=50時間)の作業になります。
この間、データの読み込み、パラメータ調整、レンダリングが人の作業とPC処理が混在し、作業者が拘束されます。

もし、あらかじめ調整したテンプレートを利用して、一括処理ができたら、加工時間とマシン処理時間を完全に分離でき、人の関与を著しく少なく出来るはずです。

・・ということで、スティッチ作業をバッチ化できないかどうかを検証してみました。


結果

1200枚のスティッチを1日(1人、PC1台)で完了しました。
人の作業が、テンプレート作りと作業段取りで2-3時間程度なので、3台のPCを1人で担当すれば、処理枚数は3600枚程度まで高められます。(DELL社のゲーミングPC Alienware X51の場合)

また作成したjpegに外部から一括してEXIF情報(緯度経度など)を付加することが出来ました。
バーチャルツアー作成ソフトPanotourProに読み込ませれば、EXIFの緯度経度を使って地図上に落とすことが可能です。

前提

カメラ配置や撮影方向、撮影条件が大きく変わらないこと
傾きが大きく異ならない連続写真であること

キャッチコピー

コストパフォーマンスに優れたパノラマ制作サービスが可能に

メリット

1日1人1PCで1000枚以上のパノラマ生成が可能に
勤務時間に人は人の仕事、PCは夜間にひたすら計算(人の拘束時間を排除)
検査、修正工程を複数化することでリードタイムの短縮が可能
お客様確認の工程を撮影直後に設定可能
全数に対して何度でもパラメータ変更やトライアルが可能(PC処理時間のみ)
底面パッチ当てや画像修正も一括変更可能


デメリット

1点ごとに撮影対象や撮影条件が異なる場合には適用できません
全周レイアウトのリグでは利用できません(バッチ処理で品質を維持できない)

処理手順

1: 撮影した写真から代表的なものを1セット(6枚)選択して、手動でスティッチします。
2: 1の.panoファイルをテンプレート化します。
3: 6台のカメラのファイルをcam01-06フォルダにコピーし、ファイル名先頭にカメラ番号を付与リネームします
4: cam01-06までのファイル名一覧を一括処理用のcsvテンプレートに入力します。(Dirコマンドの結果を6列のセルに流し込む)
5: 2のテンプレートと4のCSVから.panoファイルを生成します
6: AutopanoGigaのバッチレンダーを起動し、5で生成した.panoファイルをドラッグします。
7: 生成されるjpegを確認し、修正が必要なら、対応する.panoファイルを開き、AutopanoGigaで手動修正、レンダリングします
8: 生成されたjpegに対して、外部ツールを使ってEXIF属性付与します(緯度経度、コメントなど)

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